小説

魔界探偵冥王星O ウォーキングのW

魔界探偵冥王星O―ウォーキングのW (電撃文庫)作者: 越前魔太郎,ブリキ出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2010/04/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 166回この商品を含むブログ (47件) を見る二人の主人公目線で順番に物語を進める構成や…

ブギーポップ・ダークリー 化け猫とめまいのスキャット

ブギーポップ・ダークリー 化け猫とめまいのスキャット (電撃文庫)作者: 上遠野浩平,緒方剛志出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2009/12/09メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 116回この商品を含むブログ (100件) を見る久しぶりにペパーミント以前のブギー…

ほうかご百物語 8

ほうかご百物語〈8〉 (電撃文庫)作者: 峰守ひろかず,京極しん出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2010/06/10メディア: 文庫 クリック: 24回この商品を含むブログ (20件) を見る「ついに始まった大祓、仲間たちが総力で絶望的な戦いに挑む」の…

ほうかご百物語 7

ほうかご百物語〈7〉 (電撃文庫)作者: 峰守ひろかず,京極しん出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2010/02/10メディア: 文庫 クリック: 15回この商品を含むブログ (23件) を見る深刻な事態も軽妙な語り口のせいで緊迫感が無くなっちゃうあたり…

ベン・トー サバの味噌煮290円

ベン・トー 1 サバの味噌煮290円 (スーパーダッシュ文庫)作者: アサウラ,柴乃櫂人出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/02/22メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 382回この商品を含むブログ (195件) を見る馬鹿もここまで突き抜けると清々しい。帰宅途中に…

末代まで! LAP2 丑三つトライアングル

末代まで! LAP2 丑三つトライアングル (角川スニーカー文庫)作者: 猫砂一平出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/04/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (27件) を見る文章は読みやすいし掛け合い…

ついていくさ。そう言ってるだろ:幕末魔法士

幕末魔法士―Mage Revolution (電撃文庫)作者: 田名部宗司,椋本夏夜出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2010/02/10メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 73回この商品を含むブログ (53件) を見る第16回(2010年)電撃小説大賞受賞作。 題材はおも…

お前たちは正しい。だけど偽物だ:偽物語(上)

偽物語(上) (講談社BOX)作者: 西尾維新,VOFAN出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/09/02メディア: 単行本購入: 35人 クリック: 249回この商品を含むブログ (346件) を見る前作までは触りだけだった阿良々木姉妹、特にでっかいほうの話。 といっても出てくる…

トライ&エラー 望みを観測するために:紫色のクオリア

期待をはるかに上回った作品。 百合百合した一話からは想像もできない展開、二話以降は圧倒されるしかない。 『悪魔のミカタ』では慎重に一歩ずつ踏み外していた残酷な階段を走りながら落ちていった感じ。 人を捨て、自分を捨て、倫理を捨て、善悪の箍を外し…

命くらい投げ出せなくてなにが友達か:傷物語

前作『化物語』で頻繁に言及されていた暦と忍の物語。 連作で一話ごとに起承転結のあった前作よりは遊び分が減少していて物語性が上がっている。悪意が無くとも誰一人として悪人がいなくてもそこに不幸は起こせる。 怪異で苦しむ人に「被害者面するな」と化…

魔法の老女プリンシア:スレイヤーズすぺしゃる29

ラノベ界創世を駆けたそのノリは死ぬまで変わらずって感じ。 ノリの良さ、ユニークなキャラ、スピード感のある戦闘シーンと 相も変わらずのライトノベルの王道っぷり。 マンネリと言えばそうなんだけど、そっちは新作のほうで発揮して スレすぺはこの調子で…

すでに当代は祟られた:末代まで! LAP1 うらめしやガールズ

イラスト買いで柱書きの老婆走ってのにものすごい不安を感じていたけど、けっこうまともにおもしろい。 老婆走・幽霊の系譜・初代の記憶の継承・呪文体系などアイデアは十分、キャラもユニークで魅力的。 掘り下げの足りなさとテンポの悪さは詰め込み過ぎた…

アララギコヨミは怪異と出逢う:化物語(上・下)

人気作家・西尾維新と人気制作・シャフトが組んで世に送り出した 人気アニメ『化物語』の人気原作である『化物語(上・下)』ジャンルとしては「少女に取り憑く怪異の謎を解き払う」ミステリーと なるのだろうが、この作品においてはそれは単に連作を繋ぐ糸に…