ついていくさ。そう言ってるだろ:幕末魔法士

幕末魔法士―Mage Revolution (電撃文庫)

幕末魔法士―Mage Revolution (電撃文庫)

第16回(2010年)電撃小説大賞受賞作。
 
題材はおもしろいし、最後の戦いまでは文章も安定している。
ラノベの王道を真っ当にやってみましたって感じ。
ただし小道具の説明が薄いので最後の戦いで悪党がやっていることのすごさがあまり伝わってこない。
(多重詠唱とか原語詠唱とか)
ジョン・ディーで収めておけば良いのに外なる神とかはやり過ぎ。
デビュー作だからなんでも全力で放り込んでみたんだろうけどな。
いろいろ伏線をばらまいて今後を睨んでいるあたりは野心的で好感。
今後は歴史的背景をうまく絡ませてくると良しか。
明治維新をすると言っているから、シリーズ化するのかな。
 
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