ブギーポップ・ダークリー 化け猫とめまいのスキャット

久しぶりにペパーミント以前のブギーポップを読んだって感じがした。
世界の敵は世界の敵らしく自覚がある上で不寛容で非人道で(ブギー以外には)無敵なほうが
読んでいて爽快感がある。
普通の幼馴染が普通なはずが無いのでたまにはまともな幼馴染が出して意表をついて欲しいかも。
(末間さんもまともじゃないしね)
最強さんはこのまま最後まで狂言回しで終わりそう。
物語初期に消えたあの人にも見せ場があって良かった。
 
なんとなくだけど、上遠野さん、ブギーポップ書くのしんどそうね。
いろいろ苦労して原点に戻ってみましたって感じ。
今回、テーマにした思い出ってのがブギー読者による過去作の思い出補正を追い越せない
ってあたりを揶揄してそうな気がする。