末代まで! LAP2 丑三つトライアングル

文章は読みやすいし掛け合いのテンポも良い。
描写不足感があった老婆走も肉付けしてあり、それなりの世界観が増してきてる。
題材を盛り込みすぎて話の焦点がばらけて見えるあたり、まだ慣れていないのかなと思う。
前回ラストでカップル確定と思ったのに花子さんが割り込んできているのは良いが、
サブタイトルが無かったら気づくの遅くなりそう。
三号くんが意外に才能豊かなんだけど、そのあたりの描写がさらっと流されてたり、
キャラの心情がよく見えなかったりで全体的にふわふわした感じを受ける。
ラストの老婆走は書き込み過ぎでテンションが最後までついていくのはしんどかった。
最後、三角関係をぼやかしたのはそういう作風を目指しているのかな。
イデアの配分とシーンごとの緩急、キャラ描写の向上などまだまだ期待できそう。